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豊岡市の不動産価格推移はどう変化している?売却相場を考える方へ最新情報を紹介

楠田 新

筆者 楠田 新

日々自己研鑽を重ね、お客様に寄り添い、ご満足いただけるよう努めています。
お客様のそれぞれの想いやご要望を深く理解することを大切にし、お客様が何を求め・どんな条件を重視しているのか丁寧に汲み取り、それを形にするための迅速かつ適切な対応を心がけています。


不動産の売却を検討するとき、「今、売ればどれくらいの価格になるのか」「これから価格はどう動くのだろうか」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。特に豊岡市で売却を考えている方にとって、正確な相場や価格の推移を知ることはとても大切です。この記事では、豊岡市の最新の不動産価格の状況や過去からの価格推移、今後の見通しまで、豊富なデータをもとに分かりやすく解説します。売却に向けて知っておくべきポイントを、読みやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

豊岡市の現在の不動産価格状況とその傾向

まず、住宅用土地の基準地価(令和7年7月1日時点)では、豊岡市全体の平均坪単価が約14.42万円となっており、前年に比べて約4.07%の上昇が見られます。その地点数は15地点での平均です 。

次に、公示地価について、令和7年(2025年)では住宅地の平均金額が1平方メートルあたり約2万9733円、坪単価に換算すると約9.8万円です。一方、商業地の平均は1平方メートルあたり約8万8700円、約29.3万円/坪となっており、住宅地に比べて商業地の価格が高い傾向があります 。

さらに、LIFULL HOME’Sによる売却想定価格(中古一戸建て・住宅)のデータでは、築10年・延床面積70平方メートル(約21坪)の場合、推定相場価格は約1348万円、坪単価に換算すると約64万円となっています。築年数が短いほど坪単価が高く、例えば築5年では約69万円/坪、築30年では約46万円/坪という傾向です 。

以上を表で整理すると、以下のようになります。

区分坪単価の目安特徴
基準地価(市全域・2025)約14.4万円/坪前年より上昇傾向
公示地価(住宅地平均)約9.8万円/坪住宅地としての地価指標
公示地価(商業地平均)約29.3万円/坪商業地は住宅地より高額
中古戸建て(築10年・70㎡)約64万円/坪築年数に応じた価格差あり

これらの情報から、豊岡市では商業地が住宅地よりも高い地価を維持しており、住宅地でも基準地価の上昇傾向が見られます。一方、実際の中古住宅売却想定価格は坪単価では約60万円前後と、地価に比べて高めの数字となっており、駅近や築年数の影響もあると考えられます。

過去10年・15年にわたる価格推移の変化とは

まず、豊岡市の過去約15年間の坪単価の変化を整理します。2020年時点での土地価格はおよそ16万円/坪で、2005年の約21万円/坪から比べると、約19.6%の下落となっています(例:2005年=21万円/坪 → 2010年=20万円 → 2015年=17万円 → 2020年=16万円) 。

また、国土交通省等の公示地価や基準地価のデータからも、長期的な傾向が確認できます。例えば、豊岡市の公示地価の総平均(公示地価と基準地価の平均)は、1983年に6万7812円/㎡(約22万4千円/坪)とされていましたが、2025年には約4万7031円/㎡(約15万5千円/坪)に下落しており、約33%の低下となっています 。

代表的な坪単価備考
2005年約21万円/坪仙石客員准教授による推計値
2020年約16万円/坪10年前比で▲19.6%
2025年(総平均)約15.5万円/坪公示地価・基準地価平均

こうした長期的な下落傾向の背景には、豊岡市における人口減少や高齢化、さらに世帯構成の変化などが影響しています。人口の減少に伴って住宅需要が縮小し、相対的に地価が抑制される結果となっています。また、過去最高値と最低値の差が大きいことも、地域経済や需要変動の影響を示す一因と言えます 。

今後の不動産価格の予測に関する見通し

兵庫県豊岡市の土地価格について、今後の見通しを複数のシナリオで整理します。

ノーマルシナリオ
シナリオ坪単価(将来予測)変化率(10年)
グッドシナリオ18.0万円/坪+11.8%
15.8万円/坪▲2.0%
バッドシナリオ15.2万円/坪▲5.8%

これは、ダイヤモンド不動産研究所による豊岡市の将来予測で、仙石裕明客員准教授の協力によって、国土交通省の取引価格情報を基にモデルを構築したものです。グッドシナリオでは人口・GDPがともに1.1倍、バッドシナリオでは0.9倍を前提にしています。

また金利動向も価格に大きく影響します。マイナス金利政策から段階的に金利が上昇する見通しとなっており、住宅ローンの借り手が減少すれば不動産需要が抑制され、価格に下押し圧力がかかる可能性があります。

こうした予測はあくまでモデルによる推計であり、前提条件や状況変化により結果は異なります。たとえば人口の回復が進めば価格下落幅が小さくなることも考えられます。そのため、将来予測の前提や根拠を理解した上で売却時期や価格設定を検討することが重要です。

売却を検討する方が取るべきステップとポイント

豊岡市で不動産の売却をお考えの方には、まず適切な売却相場を把握することが第一歩です。基準地価やAI査定など、複数の資料に当たることで、市場の価格水準を多角的に知ることができます。具体的には、基準地価で「坪単価16万5千円前後(2025年1月1日時点、変動率+4.57%)」という豊岡市全域の平均値を確認しつつ、さらに地区ごと、用途ごとの細かな価格差(たとえば、ある地点で坪21万円以上の商業地もある一方、それ以外では10万円以下の地点もある)などを理解するとよいでしょう。AI査定では、敷地面積70平方メートルの場合、およそ306万円(坪当たり約15万円)という参考値が示されていますので、こちらも併用して最新の市場感を把握できます。

売り時の判断では、市場全体の動きと地域特性の両方を押さえる必要があります。例えば、基準地価や公示地価の値動きが比較的小幅ながら上昇している傾向がある地域では、安定した売り時といえるかもしれません。一方、住宅地と商業地で価格推移が異なる場合は、その違いを踏まえて戦略を立てることが肝要です。駅周辺や中心市街地では、上昇している商業地も見られる一方、周辺地域では下落又は低迷しているケースが見受けられます。

売却準備の流れとしては、まず概算価格の把握から始め、その後に適切な資料やツールを用いて査定依頼の準備を行うことが重要です。以下にステップの一例を表にまとめました。

ステップ内容ポイント
概算価格把握基準地価・AI査定から相場を知る価格の目安を幅広く比較
地域特性の確認駅近・住宅地・商業地などの動向を整理どこが上昇または安定しているかを把握
査定準備資料や現状整理(測量図・権利関係など)を整える査定の精度向上とスムーズな進行に備える

このように、豊岡市の不動産売却においては、複数の信頼できるデータを活用し、地域ごとの傾向を踏まえた判断が重要です。これにより、より納得感のある売却につなげることができます。

まとめ

豊岡市の不動産価格は、ここ十数年の推移を見ると下落傾向が目立ちますが、近年では駅周辺を中心にわずかながら動きも見られます。今後も人口や経済情勢の影響を受けながら推移するため、価格変動には注意が必要です。売却を考える際は、基準地価や過去のデータをしっかり確認し、地域特性を踏まえた対応が重要です。この記事を参考に、正しい情報と流れを把握し、冷静な判断で大切な資産の売却を進めてください。

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